(コラム)タッチしてちょんまげの思い出

記憶では、プログラミングを習いはじめてから、1ヶ月〜2ヶ月の頃に作ったものです。

いつもたいてい授業の最後には、「では、宿題〜〜、オリジナルのドット絵を書いておいてくださいね〜」とか、「自分のキャラを作っておいてくださいね〜」とか、一応毎回先生が何らかの宿題を出されるのですが、かと言ってそれを次回提出する訳でも使うわけでもなかったのでやっていかなくてもどうってことないんですが(まあ学校じゃないんでその辺のゆるさが魅力)、真面目な私ども親子は言われたことをやっていました。

というか、そうしないと次の回にすっかり忘れてしまってついていけなくなるのではないかという心配がありました。

実際、息子は普段学校の宿題が忙しくて、時間があれば「いつでもできるわ」と後回しにもできるのですが、逆に忙しいから合間を縫ってそこそこやらないと全く手つかずになって遠のいてやれなくなってしまうだろうという思いが無意識に働いたのかもしれません。

それでこの時の宿題は、今ノートを見てみると、“(宿題)「これを改造してネタをつくってくる」”とありました。
最初に作ったゲームというか、動きなので、非常に思い出深いです。

ここまでの最初の一ヶ月で、「ちょんまげのお殿様の画像を出し、ちょんまげをタッチするとちょんまげが動く」(シュール・・)というものを習ったので、それを見ていていて息子と思いついたのがこれでした。ちょんまげの上がお皿みたいだったからです。

習った動き自体は簡単なものだったのですが、タッチしてちょんまげや果物が動いて終わり。
それがなんだかものすごく寂しくて。一回こっきりで終わってしまうのが、なんだか悲しい。
悲しいというか、人間、こういうスイッチがあれば飽きるまで何度も押してみたいという欲求が絶対にある。

それで、習ったばかりのdelayを使って、落ちてしばらくしたらまた元の位置に戻すというようにして、またタッチすれば落ちるというようにすれば無限に遊べると思い、それを実際やってみようとしたら・・・

死ぬほど難しかった(笑)。

今見るとなんてことないソースコードですが、回転を止めて元に戻すというのがなかなかできなかったのです。

今でも、これまで作った作品のなかで一番苦労したのはこれだったという実感があります。
というのは、当時はまだ見よう見まねでコードの意味も実際どう動くのかもよくわからずやっていたからです。
つまりは、まだ始めたばかりの超初心者ですから、簡単なことでも難しくてできないのが当たり前ですね。

それでも、息子とああでもないこうでもないとがちゃがちゃやりながら、tl.then(function(){}を使えば、前のtl.の動きが終わってからの画像の変更や動きの変更ができるという意味が試行錯誤しながら何となくわかってきて、何とか思い通りの動きを作ることができて、本当に勉強になりました。

最初は誰でも、よくわかっていなくて、見よう見まねだと思います。
それでも、まず自分でやってみることが何より大切だと実感しました。

そして、もう一つ忘れられないのが、その後の授業のときに、クラスのお友達がこれをやって「これ面白い」と笑ってすごくウケてくれていたことです。

「・・子供にウケた・・」

ユーモアのセンスもなく、一番遠い存在がお笑いだと思っている私にとって、作ったゲームで笑ってくれたというのがなんだか嬉しくて・・

この時の、苦労してできた(と同時にすごく楽しかった)、そしてそれで笑ってもらえたという体験が、今にずっとつながっているような気がします。