夏休みの自由研究作品(プログラミング)が戻ってきました

夏休みの宿題の一つ、一研究を提出してから、ずっと学校のほうにありましたが、先日戻ってきました。本当ならもっと早く返ってくるのですが、校内展示で金賞をいただいたあと、郡のほうへは出していただけなかったのですが、11月の文化活動発表会に展示していただけるということで今まで学校にあったのでした。

今年はCodeFriendsでの成果をまとめたものを一研究として提出しました。ソースコードのコピーも印刷して添付したので、かなりのボリュームとなり、それなりのまとめとなりました。

一研究は、ある程度の大きさやボリュームつまり見た目のインパクトというのも大きな要素なので、その点はありがたかったです。

親が手伝ってもよいことは暗黙の了解で、(手伝わなければならないということでは当然なく)、むしろ手伝った力作というのが推奨されているという実態を、私は何年か前に知ったのですが(こちら)、そのすごい世界を知って、私は深入りしないと心に決めた^^;ので、賞狙いには行っていません。

夏休みの取り組みとして無理のない範囲で、というのは、他の宿題や勉強も大変なので・・息子は真面目で不器用な努力型なので、勉強に時間がかかるのです。だから、今までCodeFriendsでやったことをまとめるならば、私も手伝えるし、無理なくできるだろうと思いました。

もう一つ、今回これをテーマに選んだ大きな理由があります。それは、息子が、自分のやっていることを、クラスや学校のみんなに知ってもらいたいということからです。

息子は学校の部活は入っていません。男子が入っているのは運動部しかないので、やりたい(できそうな)ものがありませんでした。その代わりに、プログラミングをやりますと学校には言ってあります。本人も、部活をやっていない分、勉強やプログラミングをできるだけ頑張ると言っています。マイペースですががんばっています。

しかし、他の部活に入っていない保護者の方からもちらほら聞こえてくるのは、肩身が狭いということです。みなさんそれぞれ部活でなくても地域のクラブを頑張っていますが、姿が見えないので仕方がないのかもしれません。そもそも、必ず部活か何かをやらなければならないというのは、どうなんだろうとも思うのですが‥。

息子も、友達から「プログラミングって何をやっているの?」は当然でいいとして、「プログラミングなんて(部活に比べて)楽でいいよね」と言われたと少し憤慨&しょんぼりした様子で話してくれたこともありました。

私は思わず、「・・確かに、楽しいけど、楽(苦労がない)ではないよね」と言いましたら、「うん、そうだ」と妙に納得していました^^;

そんなこともあって、プログラミングでどんなことをやってきたのか、少しでもみんなにわかってもらいたいという息子の想いがあって、このテーマになりました。

そして、校内の展示会、クラスで作品の発表会があった後、全校生徒の作品を集めて展示し、お互いに鑑賞し合うそうですが、その時に、「すばらしいなあ」と思う作品3作品に感想のカードを渡すことになっているそうです。その結果・・

   

全校の生徒さんからこんなにもたくさんのカードをいただくことができました。ほぼすべてのカードに「すごい」という言葉があります。そして、「やってみたい」「これからも頑張って」などと書かれていました。

結果、校内「金賞」をいただくことができ、息子にも達成感と充実感がありました。(よかったね!)

校内で金賞をいただければ、たいてい郡の方にも出品していただけるのですが、今回は・・なんと、あれは「理科」(科学作品展)と「社会」(社会科課題追求学習作品展)だけなのだそうです・・。

賞はどちらでもいいのですが、多くの人に見ていただけると言う点では、そちらのほうにも出していただきたかったなあというのが正直なところですが、プログラミングはなんと「技術」科なのだそうです。うーん、技術?私は完全に数学だと思うのですが・・(私が勝手に数学が好きだからですが)

それから、この一課題で、私、親の勝手な夢も一つ実現いたしました。

小学校では校内展示は親も見に行くことができ、私は一度見に行ったことがあるのですが(それは郡の展示とはまた趣が違って、微笑ましい、よいものです)、その中で、印象に残った作品がありました。

小学生の研究でありながら、その道の専門の方に講評を書いてもらっていたのです。あまり遠方の方では無理ですから、わりと近くにその道の研究者がいらっしゃって、私も知っている方でした。

こう言う風にまとめると、いいものだなあ、いつかこんなふうに講評をもらってみたい!と思っていたのです。

そして、今回、いつも教えていただいている尾崎先生に、立派な講評を書いていただき、夢がかなったのでした。講評の中で、”成果物”と呼んでいただき(このように呼ぶことを初めて知りました)、なんだかその道のプロに認められたような気がして嬉しかったです。ありがとうございました。先生の講評

・研究の内容は、ゲーム一覧のところからそれぞれリンクして見られるようになっています。

・こちらにすべてアップしました。「プログラミングでオリジナルゲームをつくろう(自由研究)」

3 Replies to “夏休みの自由研究作品(プログラミング)が戻ってきました”

  1. ブログ読ませて頂き、元気を頂きました。桑名でプログラミング教室をしています。素直にこれほど熱中している子どもに出会いたい!と感じます。
    また中学生は特に部活という縛りあり、それは必ずしもプラスではないと思います。付き合いで部活をする子も多いので、中学生で楽しんで輝ける場を見つけたことは幸せです。

  2. コメントありがとうございます!プログラミングの先生に読んでいただき、恐れ多くも嬉しい限りです。
    熱中と言えるほどかどうかはわかりませんが、教えてくださっている先生方からプログラミングに対する情熱が伝わってくるので、それが大きいかなと思います。
    好き、楽しい、すごいね、面白いね・・子どもを動かすのは、実はそういう熱をもった大人の本気なのではないかと思っています。
    子どもに限らず、人を動かすのは、情熱、パッションなんだな・・と心が洗われたといいますか。
    私自身も正しく熱い心をもつことを忘れないでいたいなーと思います。(正しくと書いたのは、情熱が怪しい方向、例えば危ない宗教とか商売とかに向かわないように^^;)

    もしあのとき出会わずにいたら・・苦手な部活を嫌々やっていたのかと思うと、本当によかったなラッキーだったなと不思議です。

  3. 素晴らしいお返事ありがとうございます!
    私も子どものハートに火をともすのは、それ以上の大人の情熱だと思います。
    私もその点まだまだで、お返事の文章見て、すごい!って思いました。
    中学生含む3人の娘の父でもあるので、見習わせて頂きます。

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